2008年12月10日

高橋匡太《夢のたね》プロジェクト

高橋匡太気球.jpg

金沢アートプラットホーム最終日、高橋匡太さんの《夢のたね》プロジェクトの集大成であるイベントが金沢城公園にて行われました。

この冬一番の冷え込み、突き刺すような寒さの中、雲ひとつなく無風。

時折聞こえるひかえめなBGMと金沢城を背景に、静かに1万3000個の夢の種が気球から投げられ、舞っていました。

1万3000人の夢のたねは、雪がうっすら積もった広場に静かに降り積もり、赤、青、白の光を放った花畑のようになっていました。3色の光でスパッタリングしたようでした。

願わくば、その光の中へ行きたかった。もしくは真上から夢のたねが降ってきてほしかった。

その後、たねは観客に配られたのですが、知らない人の「夢のたね」をもらうことに多少躊躇しながらも、「誰かが自分の夢のたねをもっている。」「誰かに夢を宣言している」ということが、夢の実現への意思を確かなものにするのかもしれませんね。

ワークショップに参加して夢のたねを書いた子どもたちは何を感じているのだろう。


ぼくが受け取った夢は二つ。
誰の夢かは分かりませんが、夢の実現を祈っています。





posted by せいわ at 19:55| 石川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月02日

蝶と奇跡

顔と蝶.jpg

鶴来の昆虫館に写生に出かけました。

金沢には少し足を伸ばすととても良い場所があります。

温室に多様な植物、無数に飛び回る蝶、これを乱舞というのだろう。

オオゴマダラ、クロテンシロチョウ、リュウキュウアサギマダラ

なかでもオオゴマダラが乱舞している。


少し念じるとこんなに集まってくる。

というのはうそだけど、

実際に頭に目に耳に、こんなにも集まってきて写生どころではない。

今日頭についている整髪材が原因らしい。


なにを勘違いしているのか顔に触手?口?が伸ばされ、

ピそ、ピそっ ピそ、ピそ

と舐められます。

少しひんやりしているところがゾワッとします。

足が忙しなく動き、こそばゆく

羽がシャワサワと、間近で風を起こします。

いくら蝶とは言え、こんなに集まると卵を産み付けられるのではないかとちょっとした恐怖です。

しかも温室でむっとしていてむず痒い。


それでもなんとか写生をしてきました。


外に出かけると自分が思っても見なかったことが起こります。


奇跡というには大げさですが、僕にとっては蝶と奇跡でした。



蝶2小.jpg

さて写生

写生は概念化している視覚の脱皮だと思う。

最初は蝶と思って描いている。

それだといつまでたっても蝶にはならない。

それは自分でも分かっていること、だけどここからいつも始まります。

そして描き続けていると、やがて蝶が形や色と思える時が来る。

熱中して色と形を追っかけている頃に蝶になる。

そのとき目からとろっと皮膜がなだれ落ちるようです。

落ちた後に、妙に厚ぼったいくもったものがついていたんだと感じる。

付いている時は感じないんですけどね。


写生を終えると蝶だけでなく、その他の世界もいくぶん新鮮に見える気がします。

posted by せいわ at 22:59| 石川 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

杉本博司 歴史の歴史

CA340211.JPG

今日は21世紀美術館へ 杉本博司 歴史の歴史 を見に行ってきました。

今週はボランティアスタッフがタダで見に行ける最後の日でした。

ボランティアスタッフとしてはボランティアしている期間はいつもタダだったらよいのですけどね。

作家としては美術館に少しでも収入があった方が良いとは思いますが・・・。

それはそうと今日の杉本博司展はとても良かった。
ひさびさに熱中して展示を見ました。2006年ワシントンで少し展示を見たことがありましたが、その時は杉本博司さんの部屋があるだけでした。今回は21美の企画展として各部屋に展開してあってとても良かった。各部屋の良さが存分に使われていました。


さまざまな展示があり、それをぼくなりにもまだ消化しきれていませんが、杉本博司さんが見出したさまざまなものと自身の作品が同列に並べられていて、さらにその時代はばらばらで、なにか自己というものを超越した世界観を見せられたような気がしています。その自己が、なんというかしっかりと主張しながら、いや主張しながらではなく、生きていながら超越しているといえばいいのかな。さも歴史は自己の責任によって見出すことが必然であるような指摘がなされているような・・・。杉本博司さんが見出したモノと見出したコトによって、歴史があらたに見出されているようで、そのスケール感に爽快感がありました。

あらたな視座をもらったような感覚かな、鑑賞中、ずっと胸の辺りがゾワッと、つかまれているような感覚でした。

久々にしばらくひっかかる展覧会になりそうです。


帰り際ミュージアムショップのビデオに、杉本博司さんがアイデアは常に頭の中に100ほどあるということを言っていました。その言葉に奮い立たされました。


会期中また見に行きたいと思います。
一緒に行く人によってさまざまな見出され方ができる展示な気がします。
う〜ん誰か誘いたい。


posted by せいわ at 00:59| 石川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

長日本画

長日本画寝かせ.jpg

今日は日本画の話。
写真の作品は長日本画という作品です。

文字通り長〜い日本画です。それ以上の意味はありません。

2003年に「転位する日本画」なるシンポジウムも開かれ、2004年には練馬美術館で「超」日本画宣言なる展覧会が開かれましたね。「超」日本画宣言の副題は−それは、かつて日本画と呼ばれていた−だったかな。そうそうたる作家の作品を見ることが出来てとても感銘を受けたことを覚えています。

1989年北澤憲昭氏によって境界の美術史―「美術」形成史ノートが出版され、日本画の自明性に疑問符を投げかけられてから後、日本画の日本画たるゆえんへの視線が注がれることが多くなり、日本画が日本という国の名前を冠していて、なおかつその出自が屈折しているがために格好の議論の的になってきました。

そのためにか日本画にはよく滅亡とか、最近は復活という言葉がつけられ、日本画滅亡論とか日本画復活論といっては展覧会が開かれています。

このような動きに一石を投じるつもりはもうないのですが、日本画を殺したり、生き返らせたりしながら忙しい分野ですね。その営為によって日本画を戦略的に使っているように思えます。

そのような営為によって想定される日本画って、とてもラディカルなように見せようとしつつも、実は日本画というものを実体化しているように見えます。新しい日本画と言ったとたん、それまでの日本画を限定し、実体化して考えているわけですから・・・。僕もそのように実体化していたので良く分かります。疑問を持って反発しようとすればするほど、その痕跡が残ってしまうのはそのためです。
そもそも制作者としては日本画だからと制作するのではなく、対象に出会い、描くための素材に出会い、描き、事後的に日本画として扱われるべきですね。それはモノの自明性を認めず、新たな目で見つめていこうとする姿勢です。その営為によって日本画は変質していくと思います。

そういえば椎名林檎の「この世の限り」という歌がありますね。

作詞作曲:椎名林檎

この世に限りはあるの
もしも果てが見えたなら
どうやって笑おうか
愉しもうか
もうやりつくしたね
じゃあ 何度だって忘れよう
そしてまた新しく出逢えれば素晴らしい
然様なら
初めまして











posted by せいわ at 21:30| 石川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

初雪

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携帯で気に留めた風景を撮影してブログに載せようと考えた時は、まず携帯の電源を切り、次に携帯のマイクロSDを取り出し、それをSDカードアダプタに差込み、そしてそしてカードリーダーに差し込んでようやくブログ用の写真をアップロードするのだが、いろいろなカードを読み込めるカードリーダーのローカルエリアをたとえばHからLまであったとすると、そのなかのどこにさっき差し込んだカードが入っているかを当てられないのは僕だけだろうか。多くの場合最後になる。最後になる確率と最初になる確率は同じくらいのはずだけど、どうしてか最後になる場合が多い気がする。当たらないときはたいがい強く考えている。ここだ!!と。欲深いとあたらないものだ。いい絵を描こうとしても描けないのと同じだな。もちろん良い絵を描きたいと思わないと描けないんだろうけど、それはポテンシャルの問題で、簡単に出来ちゃう時が良い作品の場合が多いんだろうな。それでもやはり欲深いから、欲深いところから向き合って、無意識になるまでやるしかないかとあきらめたりもする。こんなことを考えている間に絵を描けということか・・。

今日は初雪が降りました。
posted by せいわ at 21:42| 石川 ⛄| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

やまぶきの実

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これはやまぶきの実なのだそうだ。

こんなの見たことないが・・。

白やまぶきの実?

実のつき方がちがうな〜。


そういえば春にはそこかしこに見るやまぶきは、この時分はどんな姿になっているのか気に留めたことがなかった。




今日は一日中制作をした。


現在進行中の山中塗りの小箱制作のためのマケット制作。

制作は山中の職人さんがするので、そのために細部まで指示しなければならない。

自分ひとりでは出来ない仕事だけに、今まで無意識にやっていたことをずいぶん意識化しなければならない。

これは結構良い経験になっている。


特に漆はなんとなくの勢いで制作できないので、地道に物質に、平面に、置き換える仕事をやらなければいけない。普段いかに勢いで描いているのかが身にしみるな〜

箱を介して、持った人に豊かなコトが起こるものにしたい。

これまでの日本画制作では、物語を拒否して、モノになることにこだわってきたけど、さまざまに読み替えられる物語の素、モノのような物語?を箱に込められたら良いと思う。



さて季節の移り変わりも速くなり、明日からは冬型の気圧配置だそう(涙)


今年は雪がたくさん降るだろうか?
posted by せいわ at 22:32| 石川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

アトリエワン

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kapoから徒歩5分賢坂辻交差点すぐ近く、今日はアトリエワンが手がけた横山町の町屋を見てきました。

中にはいろいろな仕掛けがあって楽しめるようになっていました。


特に中庭に向けての鏡の仕掛け成功しているようでした。面白かったです。

あとトイレもよかったですね。換気扇の在り方とか・・。


あそこに泊まるとどんな感じなのか、泊まるとかなり違った見え方があるんでしょう。

なかなか贅沢な時間が過ごせそうです。


プラットフォームの会期中は予約でいっぱいのようですが、まずはぜひ日中に体感してみてください。


posted by せいわ at 20:48| 石川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

白鳥

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時間が少しあいたので卯辰山に出かけ

写生。

遠くから白鳥がすいっと近づいてきました。

2羽

意味不明です。

新型インフルエンザのことが頭によぎりつつも、近づいてくるものはしょうがない。


これまでじっくり白鳥をみたこともありませんでした


白鳥には黒いこぶがあり

妙に大きい身体にバランスが悪そうな太い首で

抱えたら重そう

けど抱えてみたい衝動が起こりますね


呼びかけても、さして反応もせず無愛想で

げふっ  って鳴いて

くぃっ くぃっ くぃつ ぴちゃぴちゃぴちゃって水を飲むね〜

そして最後は水をのどに流すために上を向き

その時だけ目が笑っているように見えます


それにしてもなんでここにとどまっているのか、まったく意味不明でした。


お陰で白鳥の写生が出来ました。




posted by せいわ at 22:35| 石川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

玉川こども図書館とフランク・ブラジガンド

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今日玉川図書館となりに先週の土曜日にオープンした玉川こども図書館に行ってきました。

建物は元JTのビルを改装したもので、目新しさがないところが少し残念。


だけど清潔感のある外観に、周りが少し明るくなった気がする。

玉川図書館の回りが整備されていて心地よい雰囲気になってきましたね。


図書館では2時間ほど絵本を読んで、内容を忘れないようにメモ。

う〜〜ん奥が深い。

子どもの頃絵本がなかったので、こんなに近くに多くの絵本が蔵書してある子どもって幸せですね〜。


どこから手をつけて良いのか分からないのでとりあえず、お勧め本を適当に読んでいました。


でも今日はぐっとくる絵本には出会えず残念。


子どもの図書館を出て、隣の公園のトイレへ、そのトイレは金沢アートプラットフォームの会場になっていてフランク・ブラジガンドという人の作品を見てきました。

トイレがアートになるのって良い感じですね。

金沢のいろんな場所のトイレがこんな感じで生まれ変わるといいな〜。


posted by せいわ at 00:03| 石川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

日曜美術館

今週11月9日の日曜美術館は金沢アートプラットフォームを特集するようです。

そこで僕が関わっている山越ビルも映ります。
壇ふみさんが来て収録していかれました。

中村さんとともに僕も少し話しています。ああいう場は緊張しますね。話す内容は事前に打ち合わせをするのですが、話の内容でリハーサルとぜんぜん違う展開になります。先に言っておきますが上手くしゃべれていないと思います(笑)。

山越ビル全体で5分程度映るそうです。

ぜひ見てください。

ちなみに第3の途出品者の喜多村くんが制作したTシャツを着ています。その辺りもお見逃しなく!




posted by せいわ at 15:14| 石川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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