2005年11月13日

MOMA

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ちょっとブログの更新が遅くなりました。先週は家に帰ってからはずっと調べ物をしていました。



 そんななかで行ってきたのがMOMAです。なかなか入場料金が高いので、敷居が高かったのですが、満を持して、年間会員になりました。学生として会員になれたので50ドルとかなりお得です。一般料金が20ドルなので3回いけば十分元が取れます。しかもいい制度だなと思ったのが、ゲストチケット制度です。なんでも日に5人までゲストを連れてきてもよく、一人5ドルでチケットを買うことが出来るそうです。これで輪をかけてお得感が高まります。こういう制度って日本にもあるんですか?このような会員になったのは初めてなので美術館が身近になるいい制度だと感心しました。

 

 妻と二人とも会員一般75ドルを覚悟していたので、かなり助かりました。妻のゲストチケットを購入していざ100年の美術概観です。



 セザンヌ、ピカソ辺りから、ホッパー、もちろんジャクソンポロック、ジャスパー・ジョーンズ、そして現代美術ではタレルやモナ・ハトム・・・・  というか僕はMOMAはモダンアートを展示していると思い込んでいたのでちょっとびっくりです。改装を終えて変わったように本には書いてありましたが、これでMOMA(The Museum of Modern Art)のModernは「新しい」という意味で使われているように思えてしまいます。常に新しい物を求める姿勢を有する美術館ということなんですね・・・。何をいまさらと言われるかもしれませんが、モダンとの差異化を図って世界各地に建てられているコンテンポラリー美術館を考えると正直混乱させてしまいます。(そういえば語学学校でもoldの対義語はmodernと教えられます。)でも、まー同時にこれらの作品が見れるのは貴重な体験です。今回は美術史に登場するスターを一気に、少しミーハーな気分で見てきました。これからはちょくちょくふらっと個別の作家をじっくり見に行きたいと思ってます。



そうそう、あとMOMAは改装を昨年11月に終えたばかりで、その設計が日本人谷口吉生ということで、建築も楽しみの一つとしてありました。全体的にさっぱりとした構造で、機能性重視のこちらはモダンらしい建築のように感じました。写真は巨大な吹き抜け部分のものです。


posted by せいわ at 00:00| ニューヨーク ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

アメリカはどこに

アメリカに来てもうすぐ1ヶ月になります。だいぶ生活にも慣れてきていろいろなところを回る余裕が出てきたんですが・・・。ちょっと自分でもおかしいなと思うのが、「いつもアメリカを探している」ということです。普段見ている風景が何か物足りないような感じです。イメージとしてのアメリカに一致しないんです。イメージとしてのアメリカとは、これまで、ブラウン管を通してみた画像(イメージ)です。そんなイメージに合致した風景に出会うと安心します。「おーやっとアメリカ」と思ってしまいます。これは完全に重大な現代病です・・・。 僕はこの病に4年前、丸山圭三郎著『文化のフェティシズム』(かなりの名著です。今でもたまに読み返し、考えさせられます。)を読んで気づかされて以来、制作や日々の生活のなかで、ずっと意識的に格闘してきたつもりですが、正直なところ今でもこんな状態です。かなり厄介な病気です。

そんな中で今日アメリカと思ったのがBrooklyn Bridge です。木造のWalk laneを20分くらいかけて歩いて渡れて、遠くに自由の女神も見ることができます。天気のいい日はお勧めです。ちなみに今日の気温は9℃から11℃くらいで結構寒いです。

 さて今日はBrooklyn Bridge を歩いて渡ってD.U.N.B.Oというギャラリーが集まるかつてのSOHOのような地区に向かいました。D.U.N.B.Oはまだ名が出ていない若手の作品が多く見つかる場所です。


 それはそうとD.U.N.B.Oですが・・ 今回も残念、これはという作品には出会えませんでした。ただ気になったのは、画廊が集まる雑居ビルの或る画廊に、「EYEWITNESS」と題されて9.11の展示がありました。、右の写真はあの9.11での飛行機がビルに突っ込む直前の写真、左の写真はゼロ戦の機影の写真です。



DSCN1136.JPG

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アメリカ本土を襲った二つの事件。この事件をD.U.N.B.Oで今展示されているのはちょっとショックでした。展示空間には、あと2001年9月.12日の三社の新聞や、いろんな角度からのビルの崩れる様子などなど、なかでもショックだったのはこの写真、飛行機がビルにぶつかっている瞬間の写真です。

DSCN1141.JPG

あれから4年が過ぎ、グランドゼロでも新たな自由の指標の建設が始まっている今、アメリカ本土を襲ったこの事件を過去の事件と結びつけて展示する意味は??


 僕には大きな物語の建設に躍起になっているように思えてしかたないです。アメリカは今大きな物語に捕らわれているように見えます。



 このような物語を打ち破る新たな力を探しにD.U.N.B.Oに来ているのですが・・・・・・ 。



さてさてそんなアメリカはどこに・・・。
posted by せいわ at 10:47| Comment(1) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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