2008年07月21日

EXTRA NUMBER 0807

展覧会の告知です。

名古屋で、AIN SOPH DISPATCHというギャラリーの企画する展示に参加させていただけることになりました。

EXTRA NUMBER 0807
2008年7月26日(土)→8月9日(土) 13:00-21:00 ※木曜休廊
http://ainsophdispatch.org/

祝名古屋進出です。

AIN SOPH DISPATCHは今年のBT4月号の展示レビューに出ていました。その展示とそのギャラリーの考え方やスタイルに共感して、3月末に飛び込みで売り込みました。快くアピールする時間を割いていただき、今回の展示に参加ということになりました。

飛び込みでつながったのが初めてなのでとても嬉しいのと同時に、このつながりを強くするために良い作品を作りつづけなければという思いが入り混じってます。

作品は先日発送しましたが、初めて一緒に並ぶ作家ばかりでとても緊張してます。

といっても展示を見るまでのこの緊張感がとても好きです。

出品した自分の作品に「がんばれ」と人ごとのように念じています。


あとメンバーには一つ後輩の大竹司くんもいます。後輩といってもすでに名が世に出ています。なので自分の作品が並んでどのように見えるのかも楽しみの一つです。。


お近くの方はぜひ見てください。


posted by せいわ at 12:11| 石川 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

キャレ2008

光の中の首もと.jpg

CARRE(キャレ)2008という展覧会に出品してます。絵画のある暮らしを提案するというコンセプトで、家具とともに作品を楽しめる展示になっています。20代〜30代前半の若手作家18名が約100点の作品を出品しています。

僕自身は7点出品しています。小さいのは6点で、今回は特に小さい作品にとても苦労しました。結果的に約1ヶ月かかったのですが、力みすぎというかなんというか、最初に予定していた制作をやめては写生から取り組みなおしたり、結局当初の予定に戻したりという日々が続きました。
最後の数日でようやく少し力が抜けたような感覚で制作できて出来上がりました。今回は作品自体が光っているように感じるもの、もしくは光を照り返しているように感じるものを制作しようとしたのですが、少し渋い光になったかな?写真は搬入のときに椅子の上において撮った「光の中の首もと」という作品写真です。良かったら見てください。


CARRE2008
2008.7.4〜7.21
ギャラリー点
http://www.galleryten.net/
posted by せいわ at 11:33| 石川 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

震える箱

手とグリッド.jpg

手とグリッド2.jpg震える箱+手とグリッド 斜め.jpg

今日はギャラリー点に震える箱の新作を1点加えに行ってきましたので、写真をアップします。

今日搬入した作品は

震える箱−手とグリッド−
H17.2×W4.2×D6.8cm
箱(CHANEL) アクリル絵具 マニキュア 岩絵具 ペン

です。

今回の震える箱の展示風景は写真のような感じです。最近は少し不規則に低い位置での展示が多いです。これは単純に低くなることで、鑑賞者が視線を合わせようとすることを狙ってます。というか願ってます。そんな中で個別的な鑑賞を誘引できればと思ってます。出来たらもっと広い空間に ポッ・・ん と展示したいですね。そうなるまでには、もっと売れないと出来ないのですが・・・(笑&涙)。

何はともあれ、これで震える箱は5点になりました。あと何点か描くことは決まってますが、いつ完成して、展示できるかは未定です。3月中ごろには県庁で在外研修の報告のための展示があり、そちらの作品を制作し始めなければいけないので、しばらくはそちらに専念する感じです。



posted by せいわ at 22:15| 石川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

existence of TEN

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


震える箱-ボーダー-.jpg
                       
 震える箱−ボーダー−
                       4×6×7cm(開) 2008年
                   ペン 岩絵具 エナメル 箱(Dior)



 早速ですが金沢で展覧会です。昨年に続きexistence of TENの2回目に参加させていただきました。年末年始はこの準備に追われていましたが、今回は日本画の小品3点と「震える箱」という新作シリーズ4点の7点を無事発表することが出来ました。ご高覧お願いいたします。

展示風景の報告など、会期も長いことなので、おいおいアップしていきたいと思います。昨年に増して制作に励んでいきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。




existence of TEN
-10人の美術家たち-vol.2
1.11(fri)-3.20(thu) 13:00-18:00木曜休館

 石崎 誠和 (日本画) 
 扇田 克也 (ガラス) 
 大泉 佳広 (洋 画) 
 小尾 昌弘 (彫 刻) 
 高岡 栄司 (彫 刻) 
 原   智 (鍛 金) 
 宮永 春香 ( 陶 ) 
 山村 慎哉 ( 漆 ) 
 米山 央 ( 陶 ) 
 渡辺 秀亮 (彫 刻)


ギャラリー 点
921-8011 石川県金沢市入江2-243
tel/fax:076-292-2140
e-mail : galleryten@nifty.com
URL : http://www.galleryten.net 
posted by せいわ at 14:00| 石川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

KACOA

PAP_0001.JPG

先回ご案内したとおり、今金沢市にてKACOA(Kanazawa College Of ArtもしくはKanazawa collection Of Art:10月6日−26日(土)(NTT香林坊ビル1階))が開催されています。


先日僕の作品と高岡くんの作品を搬入して無事展示されることになりました。

ただ僕のはまだ展示されていません。
来週頭から最後の一週間に飾られるのかな?

高岡君の作品2点が展示されています。こちらは21日までの1週間のみの展示と変則的ですが、販売をしてますので、ぜひ。 

さて高岡君のちょっと紹介です。
彼の名は高岡栄司くん。彼は、今アメリカで売れている作家で、日本ではまだあまり知られていません。村上春樹の海外版の表紙に作品の写真が使われてたりします。う〜む。うらやましい。彼自身同様、作品も謎めいた独特の雰囲気を持っていますよ。ぜひ足を運んで実見してみてください。お勧めです。

あと個人的な楽しみとしては、遊具連関のメンバー4人の小品が、おそらく来週にはそろって展示されます。実は僕以外の土田俊介さん、廣瀬陽子さん、喜多村徹雄さんの3人の作品は、すでに展示されています。遊具連関のメンバーのあらたな展開がきっと垣間見れます。
posted by せいわ at 23:20| 石川 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

61in3 その2

kerrytomei.jpg

昨日はギャラリー点でやっている61in3展に行って、自分の作品の写真を撮って来ましたのでアップします。左が「ケリー」で右が「メイ」です。作品のデータは先回の記事に書きましたので参照お願いします。展示はなかなか見ごたえのあるものが多く、お手ごろな価格で人気のある作家の作品がありますので、ぜひ。そしてお早めに・・。僕の作品も・・・どうでしょう。う〜んよく分かりませんがご高覧いただけたら幸いです。

今日は金沢市香林坊にあるアトリオ前の郵便局前で行われている金美主催の期間限定ショップKACOA(カコア)http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/www/contents/kacoa/index.htmlに僕の作品「maybe」と友達の高岡君の作品を持っていきます。僕が持っていく作品はいろんな事情があって10点限定なのですが、あと残り8点です。KACOAにはそのうちの2点(1点は予備)を持っていきますので、こちらも良かったらご高覧ください。高岡君の紹介は、またのちほど。



posted by せいわ at 10:00| 石川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

61in3

86-04展示風景2maybe.jpg

遅くなりましたが、この前の展覧会の報告と次の展覧会の告知です。

無事 86-04-二つの世代の4人の目 展− が終了しました。
写真のように、少しサロン風の空間にどのような展示になるのか心配していましたが、なんとか良い展示空間を作ることが出来ました。


評判は良かったような、なんともいえないような。今のところよく分かりません。ただ画廊の人には、良くして頂いて、感謝しています。またなによりも画廊に足を運んでくださった方々に感謝です。おかげさまで実りある1週間になりました。



次は
金沢のギャラリー点にて「61in3」という企画展に参加します。この展覧会は画廊の金田さんが半年暖めてきた企画で、16人の作家が10立法cm(インチ表記にすると61in3)の内径内に収まる作品に挑戦するというものです。それぞれの作家がその規定をあらかじめ与えられることによって、新たな作品を作るという試みです。どんな作品が集まるか楽しみです。おそらく見ごたえのあるものになると思いますので、ぜひ見に来てください。

今回僕が出品する作品は以下の2点です。

    ケリー
    8.5×8.5×8cm
綿布 糸 墨 ペン 綿 刺繍枠

    メイ
    8.5×8.5×6cm
綿布 糸 墨 ペン 綿 刺繍枠

作品の題名というか名前とともに今までの作品とは異なった展開になっていますので、ぜひご高覧ください。今週の土曜日からです。





61in3

ギャラリー点企画

2007.10.06(sat)ー28(sun) 

立方体 10cm × 10cm × 10cm(h)の木箱に収まるオブジェ。
この中に入る特別なオブジェの作品制作を16名の作家に依頼しました。
タイトルの61in3(61立方インチ)はこのサイズをインチ表示したもの。
あらゆるジャンルにおいて、自己の表現を確立した作家の新たな一面を 
この『61in3 』という限られた空間に展開していただきます。

<出品作家> 
 
石崎 誠和(日本画) 小尾 昌弘(彫刻)  高橋 治希(洋画)
戸出 雅彦(陶)   中島 俊市郎(染織) 名雪 園代(漆)
服部 睦美(金工)  林 一平(彫刻)   林 泰史(金工)
原  智(金工)   村田 佳彦(漆)   モンデン エミコ(彫刻)
山村 慎哉(漆)   山本 健史(陶)   渡辺 秀亮(彫刻)
渡部 匡人(ガラス)
posted by せいわ at 08:53| 石川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

展覧会告知

ずいぶん更新してませんでした。
6月に入って仕事と制作が立て込んでしまって、急に余裕がなくなってから3ヶ月があっというまに経ってしまいました。結実を迎えたトマトも、もはや今日最後のトマトを収穫して食べ終わってしまいました。


早速ですが、今日は展覧会の告知です。

pre61in3card.gif

http://www.galleryten.net/

今日から9月いっぱいギャラリー点(金沢)にて[ プレ61in3(インチ)]という企画グループショウをやっています。これは10月に始まる[ 61in3(インチ)]展の文字通りプレ展で[ 61in3(インチ)]展出品作家の作品展です。

10月に企画される[ 61in3(インチ)]展は10立法cm以内の大きさ(インチ表示にすると61in3になるらしい)の作品に16名の作家が挑むという展覧会です。それぞれの作家が、61in3という制限を画廊から与えられることによって新たな作品を発表します。 そして作品は、この展覧会オリジナルの箱に収められて販売されます。この箱がなかなかよいので、この箱に作品が収められるのを見るのが楽しみです。確か9月20日発売の金澤という雑誌のコンシェルジュというコーナーに紹介されます。そこにちょこっと僕の作品も写ってます。

[ 61in3(インチ)]展もさることながら、今日プレ展の初日を見てきましたが、なかなか見ごたえがありました。実際このような面子の作品は一度に見れるのはギャラリー点ならではという感じです。ぜひ見てください。
僕出品作は以下の2点です。

  wear4  150cm×251cm×10cm 綿布 アクリル 墨
  koromo  112cm×145cm  パネル 和紙 岩絵具 水干 





次に9月10日〜15日東京の京橋サカモト画廊でグループショウ[86−04 −2つの世代の4人の目−]を開催します。


CAW96B0D..jpg

86−04二つの世代の4人の目
2007年9月10日(月)〜15日(土)
サカモト画廊
東京都京橋1−6−13 アサコ京橋ビル2階
03-3538-5051

出品作家 佐藤俊介 府破綾子 岩田壮平 石崎誠和

wearという作品とmaybeというナプキン本彩色の作品を
3〜5点程度出品予定です。こちらの画廊は普段日本画の大家を扱っているので、僕の作品がそのような空間でどんな風に展示するのか楽しみです。期間中は東京に滞在します(夜はホテルで[ 61in3(インチ)]の制作をしなければなりませんが(涙))。こちらもぜひ見に来てください。
それでは、また展示が終わった辺りに写真をアップします。
posted by せいわ at 12:16| 石川 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

それでも人は「境界」を超える! コレクターは作家!!

4月21日から練馬区立美術館で開催されている
賛美小舎」上田コレクション−夫妻(ふたり)であつめた愛しの現代美術 
それでも人は「境界」を超える」を見てきました。

とても良い展覧会で出品作家をざっと見ても現代日本画のそうそうたるメンバー〜。大作を中心に展示されていました。

ほとんど美術館の収蔵作品を思わせる作品の数々、というかいろいろな企画展(たとえば1998年「純粋と越境」2004年「超日本画宣言」展)で見たことがある作品の数々が上田さん(夫婦)のコレクターのものだったとは!!
こんな富豪なコレクターが日本にいたとは驚き、と思ったらびっくり、上田さんは富豪ではないらしい!! 決して裕福とはいえない(岡村圭三郎氏談)なかで、上田さんの心を打つ大作(代表作になると思われる作品と新しいテーマに取り組んだときの作品:転換期の作品)を中心に収集しているということでした。

現代作品に絞って収集をはじめて20年、紆余曲折、試練を超えて、このようなコレクションを築き上げた過程が同展の図録に寄せた上田さんの文に詳しく書かれていますが、コレクターとしての信念に貫かれていることが良く分かります。この姿勢はいろいろな葛藤を超えて、その中で自身を賭けて作品を世に送り出す作家とまるで同じですね。まさに上田さん夫妻が、さまざまなテーマに挑戦している多作な作家に見えます。いろんな創造のかたちがあるのだと改めて知ることが出来ました。

そして作品を収集するに当たって構築している作家と画廊や美術館とコレクターとの関係が一体となっていてすごいなと思いました。こんな関係の中に入れていないのがとても残念で・・・・。努力しなければなりませんね。

また行った日はちょうど岡村桂三郎さんと山本直彰さんのアーティストトークがありました。練馬区立美術館では企画展中毎週土曜日にアーティストトークが企画されているようで、この辺もすごいなと思いました。両氏の言葉はゆっくりと丁寧にかみ締めるように自作の前で語られ、印象に残りました。 僕にとって会うことや話を聞くこと出来るとは思っていなかった憧れの両氏の話を聞けて充実した1日になりました。車で7時間かけていった甲斐がありました。



賛美小舎」上田コレクション−夫妻(ふたり)であつめた愛しの現代美術 
それでも人は「境界」を超える」
平成19年4月21日(土)〜6月3日(日)
◆出品作家
 石原友明、岡村桂三郎、尾長良範、小野友三、河嶋淳司、小滝雅道、斉藤典彦、須田悦弘、諏訪直樹、武田州左、日高理恵子、福田美蘭、マコト・フジムラ、間島秀徳、松井智惠、柳幸典、山本直彰、湯浅龍平、湯川雅紀(五十音順)
posted by せいわ at 22:59| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

RESONANCEー共鳴ー

070503_1511~0001.jpg
M[_`eB[KQ.jpg
M[_`eB[KP.jpg

 RESONANCEー共鳴ー能登半島地震復興支援のためのチャリティー展が始まりました。

 この展覧会は60名の作家が1点から5点程度出品していますので、かなりの作品が展示されています。僕は4点出品しました。少しでも復興のお手伝いが出来ればよいのですが・・・。なかなか難しいですね、作品を気に入って買っていただくというのは。
あとこの展覧会は通常の展覧会と違って、購入された作品は、その時点で引き取られていく場合が多いので、作品はだんだん少なくなっていきます。

 出品作品:額紫陽花  21×25cm 紙 顔彩 ボールペン
      蕨(わらび)21×21cm 紙 顔彩 ペン
      胎1    27×63cm×3 雲肌麻紙 岩絵具 水干 墨 膠
      胎2    31×41cm 雲肌麻紙 岩絵具 水干 墨 膠
   



RESONANCEー共鳴ー
能登半島地震復興支援のためのチャリティー展
4.28(sat)-6.10(sun) 13:00-19:00
http://www.galleryten.net/
  
Gallery 点
921-8011 石川県金沢市入江2-243
tel/fax:076-292-2140
   
posted by せいわ at 12:25| ニューヨーク ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月03日

wear3

070405_1809~0001.jpgM[_W@wear3.jpg

ずいぶんとブログをサボってしまいました。ごめんなさい。
アメリカでの生活も大変でしたが、帰国後の生活が落ち着くのにずいぶんと時間がかかってしまいました。

金沢美術工芸大学60周年記念展の後、年始には金沢のギャラリー点という画廊で企画展「existence of TEN-10人の美術家たち-」に参加させていただきました。この展示は終わってしまったのですが、その後、ギャラリーのご好意により今日から常設展にて「wear3」という作品を展示させていただいています。この作品はアメリカで描いて日本で縫い合わせることで完成させたもので、60周年記念展に出品した「wear2」や「wear4」とは違った存在感があって、僕としては気に入っています。


   wear3
   2006
   194×194cm
   アクリル絵具 墨 麻キャンバス ガムテープ ダンボール 糸

   常設展
   3.27(tue)-4.22(sun) 13:00-18:00
   <展示作家> 石崎誠和、扇田克也、小尾昌弘
   久世建二、戸出雅彦、山村慎哉、金田和子
   http://www.galleryten.net/

今後の予定として決まっているのは、同じくギャラリー点にて、能登半島地震復興支援のためのチャリティー展に出品します。お時間があったらぜひ見に来てください。会場には復興支援のための募金箱も設置されますので、ご協力いただけたら幸いです。

   RESONANCEー共鳴ー
   能登半島地震復興支援のためのチャリティー展
   4.28(sat)-6.10(sun) 13:00-19:00




posted by せいわ at 23:16| ニューヨーク 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

Kanazawa-eye vol.2

60μ??????〓ьн??〓????¨.jpg

 アメリカから帰国してはや2ヶ月が経ちました。ずいぶんと更新が遅れてしまいましたが、展覧会があり、コンクールがあり、仕事の打ち合わせがありでばたばたと、展覧会の告知さえも出来ずにいました。ということでいきなり展覧会の報告です。ごめんなさい。
 
 金沢21世紀美術館で金沢美術工芸大学60周年記念展Kanazawa-eye vol.2に出品しました。各専攻1名づつ10名の作家による金沢美大の企画展でした。僕は日本画専攻ということで、今年6月あたりからアメリカで準備してきました。渡米前の作品1点をあわせて5点、かなり広い空間をすっきり使えたこともあって、今までの展覧会で一番評判が良かったですね。渡米前と渡米後の作品で賛否両論でしたが・・・。全員が評価するなんて異常ですからね。ぼくとしてはひとつタガが外れたようで、作品に対する姿勢が良い方向に向かっていると思っています。

出品作品
work〜2006 162×834cm 2004〜 パネル 和紙 岩絵具 水干 銀箔
wear2    210×150cm 2006 綿キャンバス アクリル絵具 墨 マットレス ベッドカバー 安全ピン
wear4 254×154cm 2006 綿キャンバス アクリル絵具 墨 ダンボール ガムテープ
wear5 140×80cm 2006 パネル 和紙 岩絵具 水干
maybe 21×21×複数 2006 刺繍枠 スターバックスナプキン 墨 水彩 アクリル絵具


work`2006.jpgwear2??????.JPGmaybe????μ??????.jpgwear4г??.jpg????μ??????〓ьн??.jpg

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2006年09月20日

Anish Kapoor Sky Mirror

オープンスタジオ無事終了しました。

見に来てくださった方々にとても感謝です。貴重な意見もいただけました。

オープンスタジオというのは楽しいですね。

とはいえ、やはりなかなか大変でしたが、一つの壁を自分で作って、それを乗り越えることが出来たように思います。やはり展覧会はぎりぎりのところで成長させてくれますね。まだうまく言葉に出来ませんが、こちらに来た当初と比べて、作品への取り組み方がだいぶ変わりました。作品も成長したかな。


さて、とうとう帰国まであと少し。あとは、こちらで見残した展覧会や美術館と、あとは観光ですね。実はまだ、NYのいわゆる観光スポットへは行っていなかったりするので・・・。
今日は、Anish Kapoorの作品がロックフェラーセンターの前に、今日から展示されるということで、早速見てきました。作品名は Sky Mirror ということで、空を作品に、どんな構造で反映させるのか楽しみにしてました。

カプーア1.jpg

写真ではよく分かりませんが、大きなステンレスのレンズといった形でした。表と裏がそれぞれ 凹状に局面になって表面に周りを写しています。

失礼しました。
「表と裏がそれぞれ 凹状に局面になって」というのは間違いでした。空に向かっては凹状、反対側が凸状に局面になっていました。


カプーア2.jpg

う〜ん、今日はあいにくの曇りということもあって・・・。

またこれだけの大きさということもあり、ステンレスの継ぎ目の仕事が少しだけ粗く、目立ってしまって少し残念でした。

秋晴れの気持ちのいい日があればもう一度確認してこようかな。

posted by せいわ at 08:50| ニューヨーク ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

オープンスタジオ 遊具連関vol.10 Maybe

こんにちは。最近少し雨が多かったのですが、ここ2.3日は秋空が広がって、過ごし易い日が続いています。アメリカでの生活も11ヶ月が経過しました。最近は制作を中心に帰国の準備も始めていて、少し忙しい日々をすごしておりました。ブログでの報告が遅れてしまったのですが、オープンスタジオを開催します。



遊具連関vol.10 Maybe

日時:2006年9月17日 am11:00〜pm6:30
場所:NY自宅スタジオにて
  


遊具連関vol.10 maybe.jpg
posted by せいわ at 07:39| ニューヨーク ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

禺禺vol.2

禺禺vol.2が8月8日から20日まで 東京 佐藤美術館にて開催されます。

この展覧会は、金沢美大の在校生と卒業生からなる8人の展覧会です。僕は直接現地に赴くことは出来ないのですが、作品で参加させていただきます。少し異色な、きっと良い展覧会になると思いますのでどうかご高覧ください。

今回特に感想カレンダーという企画もあり、いろんな角度から展覧会を楽しめるようになっております。感想にて参加していただいた鑑賞者の皆様には、その感想も掲載された展覧会図録も進呈しますので、ふるってご参加ください。
詳細は以下ご参照ください。また作家紹介や展覧会への感想は随時ブログに掲載されるので、直接作家とも意見を交わすことが出来ると思います。ともにお楽しみください。

http://gu-gu.seesaa.net/


gugu 5.gif

禺禺vol.2

 この度、佐藤美術館におきまして「禺禺vol.2」展を開催させていただくこととなりました。
 私達「禺禺」は、一昨年より佐藤美術館で作品を発表させて頂いている金沢美術工芸大学日本画出身者(大学院在学生3名を含む)のグループです。初回である前回は石崎誠和・岩田壮平・中山敦詞・廣瀬陽子・松永敏秀・南川朋宣の6名でスタートを切りました。今回は鈴木良平・田中菜実子の2名を加え、計8名の出品者での発表となります。開催期間は平成18年8月8日(火)〜20日(日)、開館時間は午前10時から午後5時迄(金曜のみ午後7時迄)です。月曜日は休館日となっていますのでお気を付けください。


禺禺企画「感想カレンダー」

「禺禺vol.2」では、“感想カレンダー”なるものを企画しました。内容は、来場してくださったお客様から禺禺展をご覧頂いた感想を募集し、その感想を佐藤美術館5階に展示、及びこの禺禺ブログにて公開させて頂き、展覧会終了後、感想カレンダーに展示風景・メンバー紹介などを含めたパンフレットを贈らせて頂くというものです。(尚、パンフレットの数量には限りがございます。400名様を超えた場合は抽選とさせていただきますのでご了承ください。)


☆オープニングイベント 8月8日(火) 2:00〜

 初日8月8日の午後2時からは、オープニングイベントとして出品者である私達が一鑑賞者として感想カレンダーに参加します。オープニングイベントにご参加のお客様からも感想を募った後、感想カレンダーの中からキーワードをひとつ選び、それをテーマに意見交換会を予定しています。たくさんのかたのご参加をお待ちしています。どなた様でもお気軽にご参加ください。

佐藤美術館ホームページ
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/
posted by せいわ at 23:51| ニューヨーク 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

スタジオ

ずいぶんブログサボってしまいました。元気でやっています。ここ2ヶ月間制作もしていたので、なかなか手が回りませんでした。今回はニューヨークのアトリエ事情を少し紹介しますね。こちらではアトリエをスタジオといいます。

DSCN1100.JPG

ニューヨークで好きな風景の一つがこの風景です。ここはPS−1のすぐ隣で、マンハッタン島の手前で7番線の地下鉄から見ることが出来ます。とにかく落書きだらけのビルとマンハッタンのビル群との取り合わせが気に入っています。

DSCN2216.JPG

正面から見るとこんな感じです。落書きするのは、かなり大変そうですね。アメリカに来てずっと何の建物か疑問に思っていたのですが、ついこの前やっと判明しました。アーティストのスタジオがたくさん入っていました。ある日オープンスタジオ(こちらの作家は定期的に自分スタジオで展示をします。作家のいろいろなものが見れて楽しいですよ。)の予告垂れ幕が下がっていたので行って来ました。ここのオープンスタジオは年に2回、5月と10月ごろに開催するそうです(週末2日ずつのみですが)。

DSCN2215.JPG

中の階段までこんな感じです。アマチュアや路上で売ってそうな絵を描いてる画家から、コンテンポラリーまで、いろんなジャンルの作家が雑多に集まっている感じで面白かったです。残念ながら頻繁にキュレーターが訪れることはないそうですが、その辺は努力次第というところでしょうか。何よりも賃料が安いです。12畳くらいで300ドル程度で、倍なら600ドル程度、ほとんどの部屋は24畳程度の部屋をシェアしているようでした。さらに一ヶ月単位のレンタルというところもうれしいところです。なんでもいつ新たなビルの建設予定が入るか分からないので、何かあったときのために常に1ヶ月ごとの更新なのだそうです。空いていたらだれでも即借りることが出来るようです。

ニューヨークではソーホーやダンボ、最近ではウイリアムスバーグというところ
にアーティストが集まっています。マンハッタンから家賃の安いところに追いやられている傾向にあるようで、ハドソン川をはさんでニュージャージーのほうにも集まりつつあるそうです。
posted by せいわ at 12:00| ニューヨーク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

Without Boundary

 ひさびさにアート関係の報告です。
 かなりたくさん展覧会は見ていたのですが、ちょっと見すぎて、思考もストップしていました。有名どころではアーモリーショウ、ホイットニービエンナーレをみてきました。

 アーモリーショウは、案の定作品が多くてちょっと疲れました。しばらく作品見たくなくなるほどでした。アメリカらしく空間が広いと思いきや、ブースの広さはそれほどでもなく作品ひとつあたりの空間もさほど日本と変わらない印象でした。中には日本の画廊もありました。日本は相変わらずサブカル色を強く押し出している印象でした。もうさすがに浮いている感は否めなかったです。
 全体的には絵画の復権という印象を受けました。アートフェアという性質上どうしても売るためのもの=絵画っていうのがあるのかもしれませんが、最近チェルシーを回っていても絵画をよく目にするようになって来ました。うれしい傾向です。写真や映像から絵画への流れは、今、リアルさをどうやって求めているのかを多少なりとも物語りますね。

 ホイットニービエンナーレは、さすがアメリカで開催されるビエンナーレだけあってアメリカバッシング、ブッシュバッシングが強い印象です。
なにやら魔術的なテイスト、自国が昔から持っている文化的儀式を用いて現代を風刺するような作品が目に付きます。
 ポスコロの作品ということになるんでしょうけども、僕はあまり好きにはなれませんでした。というのも、乗り越えようとする対象が硬直している印象を強く受けるからです。乗り越えるべき対象がかなり限定されている。つまり乗り越える対象がステレオタイプ化され、すでに共有されている感じがして、その乗り越え方もすでに方法化されていて、効力がなくなっているような・・・。
ポスコロの亜流が氾濫している印象を受けてしまいました。

 そして最後がMOMAの一部の会場で開催された「without boundary −seventeen ways of looking」という展覧会です。17人のイスラム圏出身で現在イスラム圏以外に住んで制作発表している作家の展覧会です。展覧会名でもわかるように境界を越えようとする17人の作家の試みを紹介する展覧会です。有名どころではMona Hatoum、Shirin Neshatが出品しています。

  http://www.moma.org/exhibitions/2006/15_ways.html

   このページの Listen to the audio tour: Full Program をクリックす  ると展覧会の詳しい説明がオーディオで聞けます。英語ですが、詳しく知りた  い人、英語を勉強したい人は聞いてみたらよいと思います。作者が直接話した  りしてます。

 中でも良かったと思ったのがGhada Amerという作家の絵画2点、糸を絵画に編みこんである作品です。僕はこの作家をこの展覧会で始めて知ったのですが、もうすでにかなり露出していたんですね。
 ひとつは文字が連ねてあって、その文字を糸で描いていて、その糸が文字を自由に縦断しています。その糸が作る形がとても力を持っていました。
 もう一点は反復する少女の形が黒い線で描かれ、同じく色とりどりの糸が自由に形を横断していました。
 Mona Hatoumの作品は、MOMA収蔵の針で作られたカーペットと似ている作品で、同じく針が敷き詰められたカーペットに方位磁石が取り付けられています。「Prayer Mat」と題された作品は、神の死を扱っていると思いますが、ちょっと説明的で好きではありませんでした。もう一点の髪の毛を編んである「Keffieh」(カフィエ:アラビア遊牧民などが着用する四角な布)は良かったです。
 図録にはHomi Bhabhaの短い文章も掲載されていて興味津々ですが、かなり難しくてまだまだ翻訳は進んでいません。帰国するまでには何とか翻訳したいなと思っています。

 さてちょうど日本でも同時期に「no border」という日本画の境界を扱った展覧会が開催されているのが面白いですね。残念ながらそちらは見ることが出来ないのですが・・・。こちらで扱われている境界は「イスラム or not」という境界。(この境界設定自体どうかと思いますが・・)違う文化圏とはいえ、両者とも扱っているのは、硬直した境界、その境界内の文化を内在化しながら、境界外へ身をとおじた者が内なる他者として起こす振動。そこでは境界の流動化が試みられます。

 これは何も特異な文化が有する境界に相対して行われる営為ではなく、自己のなかで常に硬直しようとする概念に相対して日常的に行われる営為。

 境界から逃げるわけでもなく、境界内に安住するのでもなく「すでに知っている」という態度への絶えざる警鐘を聞こうとするニュートラルな営為。 

 何はともあれ、境界とはそもそも事後的に概念化されたもの、境界の硬直を打破ろうとするまに、相対する境界を硬直化しすぎてしまうものだと思います。足元をすくわれないようにしたいものです。つづく
posted by せいわ at 01:54| ニューヨーク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

Dia Beacon

dia beacon.jpg

ずいぶん更新遅くなりました。パソコンが壊れたり、友人や後輩が遊びに来ていたりしていたのもあって遅くなりました。

その間、けっこう美術館を回っていました。その中で特によかった美術館から紹介しますね。


それがこのディア・ビーコン。
http://www.diabeacon.org/bindex.html

ニューヨーク、マンハッタンのグランドセントラルという駅からメトロノース鉄道という電車に乗っていきます。このグランドセントラル駅も大きな吹き抜けの空間があっていい雰囲気で旅を盛り上げてくれますよ。ハドソン川を横目に北上、小さな古城や巨大な軍事大学を見ながらちょうど1時間、Beaconという田舎町に美術館はあります。30ドルのちょっとした旅行です。

NY滞在6日以上の旅行の方で、美術を満喫したい人には、絶対お勧めです。

これまでPS-1が一番好きな美術館でしたが、ディア・ビーコンが一番好きになりました。

収蔵作品はミニマルアートを中心に、ウォーホルやセラ、ボイスの作品を見ることが出来ます。

写真では想像できないとおもいますが、何かの工場跡地を利用したかなり大きな美術館です。そして空間がとにかく贅沢に使われています。こんなにゆったりと作品を見たのは初めてでした。僕はミニマルアートを特に好んでみることはないのですが、こんなによく見えたことはありません。

そして特に圧巻はセラです。巨大な円筒形の鉄の作品が6つ?大きな空間に常設してあります。ボイスのフェルトの作品もよかった。
http://www.diabeacon.org/exhibs_b/serra/index.html

この美術館でよい作品に出会うことが出来たのもさることながら、こんなに贅沢な空間を作品のために用意するという考え方に、心豊かになったというか。作家として勇気付けられました。

一年に一回4月に一部展示替えをするそうなので、暖かくなったらもう一度行くつもりです。


つづく
posted by せいわ at 13:16| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

PS-1

PS-1正面.jpg

久々にPS-1に行ってきました。
今回よかったのは
Jon Kessler の The Palace at 4 A.M. という展示でした。

http://www.ps1.org/ps1_site/index.php?option=com_content&task=view&id=61&Itemid=63

ひさびさに面白かったです。
力のある作家だと思いました。
僕ははじめてKesslerという作家を知ったのですが、もう日本でも展示をした事があるらしく、NYの美術館での初めて個展という事でした。
NYではDeitch products で個展をやっているらしいです。こちらのホームページの方が今回の展示の様子が分かります。

http://www.deitch.com/artists/sub.php?artistId=10

会場では、ギコギコ、ガシャーン ガシャンと、そこいらじゅうから機械音が響き渡っていて、まず、この音に少し面食らいました。会場には、モニターがたくさん、いたるところに設置してあります。それらを取り巻く手作りの機械がごちゃごちゃと設置してあります。これらが単純な動きを繰り返しています。入って正面の壁面にはブッシュの顔、横の壁は、フセインの宮殿が破壊された跡の写真が巨大に引き伸ばされていたり、その反対の壁面にはジープに乗った米兵のプリント。

イラク戦争に関連した、米兵のフィギアや雑誌なんかに出ている米兵の切り抜き、なかには歌舞伎の役者の写真など(本人いわく、最初の一つのイメージから連想を重ねて断片的なイメージを拾い集めてくるという事でした。)社会によく流通しているイメージが機械によって、単純な動きを繰り返しています。それらには必ず近くにカメラがあって、鑑賞者を写したり、動くフィギアを写したししています。それらが無数のモニターに写されるようになっているのですが、フィギアや写真と共に鏡面があったりして、かならず、鑑賞者やリアルタイムの〈ここ〉の空間がフィギアや写真とかかわりながら写されるようになっています。
シュミレーション世界と現実世界が交錯してモニターに映し出されるように展示してあるわけです。
この交錯が無数のモニターを通して映し出されるわけですが、それを作り出す機械仕掛けがいかにも手作りで、仕組みが丸見えで、またそれがたくさんあって面白い。

これらを見て回るうちに、シュミレーション世界と現実が交錯している映像が妙に感じられました。実際に映像の中の部分的に〈ここ〉が映し出されて、実際にリアルなんですが、それがリアルだと受け入れがたい・・・。イリュージョンだと思えてしまいます。でも紛れもなく目の前のつたない手作りのシステムでその映像が、今作り出されているというわけです。

いましばらく、この展示にはいろいろ考えさせられそうです。



posted by せいわ at 12:16| ニューヨーク ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

そろそろチェルシー

そろそろギャラリーめぐりの報告を少々しておきます。

これまでギャラリーめぐりは幾度となくしてきて、それなりに良いと思う展覧会もたくさんあったのですが、写真をどういう風に掲載するかで悩んでいました。著作権ののことがありますからね〜。少し調べたところ国際的には、法的な整備が整っておらず、曖昧な点が多く、自己判断によるところが多いようで、作家としては慎重にならざるを得ないという結論になりました。

そこで報告の写真を掲載することは出来なくて申し訳ないんですが、リンクを張っておきますのでチェックしてください。

この前少し紹介したのが、D.U.M.B.Oですが、ここがごく若手の作家だとしたら、今回報告するのはCHELSEAチェルシーで、もっと作家として認知されている人たちが多く発表する場所です。

そしてこの前12月に入ってからふらっとめぐってきましたが、
よく目にするのがPS−1で今年の3月13日から9月26日まで開催されたGreater New York 2005という展覧会で紹介された作家です。

http://www.ps1.org/ps1_site/index.php?option=com_content&task=view&id=31&Itemid=70

残念ながら僕の渡米前に終わってしまっていましたが図録はネットで手に入るようです。ちなみに下記の先輩のブログに紹介されているので、参考にしてください。

http://shunsuke-yugu.seesaa.net/archives/200507.html  

NYでは D.U.M.B.O → PS-1→ CHELSEA という成功への道の一つが確認できます。

そして今回紹介するのが、MATTHEW DAY JACKSON という作家です。彼もGreater New York で作品を発表していた一人です。
最近アメリカでよく目にするパターンの一つを端的に表しているような気がして紹介します。



JACKSONはアメリカの歴史を扱った作品を制作します。

展覧会の紹介文には以下のように記されています。かいつまんで大雑把に翻訳して見ました。
 
 国家による戦争や領土拡張論、そして好戦的愛国主義のようなぞっとするようなアメリカの歴史の一部にスポットライトを当てることによって、それらを矯正することに明確に取り組んでいる新しい世代の作家として紹介されています。

そして、

 たびたび登場するモティーフとして、ヒメコンドル(turkey vulture)、エレナー・ルーズベルト(Eleanor Roosevelt)、ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)があります。いずれもアメリカの公民権運動に見出せるアメリカのimageとして用いられています。
 
 JACKSONは、これらのイメージを自然が持つ「もろさ」と「力」に注目させる方法として使用します。

 たとえば、ヒメコンドル(turkey vulture)は、エコシステムの中で生成と腐敗、再生と死の両方を表現します。その鳥は、雄大かつ強いが、その弱い爪のために殺すことが出来ません。チェロキー族(今日のTennessee,North Carolina州の地に居住していたインディアン Okllahomaに強制移住させられた。)は、そのヒメコンドルを、その身体的特性ゆえにpeace eagleと呼んでいます。

等々


 このような感じで紹介されていきますが、これだけでも非常に物語性を強く持つ作品を制作する作家であることが分かると思います。そして作品を見ると工芸でよく使われるようないろんな素材を合わせながら、非常に作りこんであります。
 
 少し詳しく見ていきます。ヒメコンドルの作品をみると、非常に厚手のパネルで、木の板が表面に貼り付けてあり、表面を焦がしてあるのか、ニスを塗ってあるのか、とても硬い頑丈な印象を与えます。そしてその硬さに対して、ヒメコンドルの部分は色とりどりの毛糸を幾何学模様を形作るように張り込んであります。(これは非常にきれいですが。)張り込んであるといっても、木の上にただ貼り付けてあるだけでなく、一度木を掘り込んである中に毛糸を張り込み、木の部分と毛糸の部分はフラットになっています。意図的に「硬−柔」「強−弱」の対比を表現しているのが分かりますね。あと背景部分には義眼が多数埋め込まれています。同じような他の作品には、ニードルのたくさんついた革などが張り込まれていたりします。この革などは彼を特徴づける素材として紹介していますね。
 
 その他立体作品など作品は多岐に渡りますが、壁に無数のイメージが張られた作品などを見ていくと、歴史的な出来事のニュースやそのポスターなど、アメリカの歴史を扱った、よく流通しているイメージに手を加えています。
 典型的なモノを一つ言えば、日本に落とされた原爆によって出来たきのこ雲の形の、その雲の部分をカラフルな毛糸で埋め込んであるような作品です(普通のポスターの厚みの紙を使っているのですがボードに張り込んで毛糸の面とポスターの表面がフラットになっています。)。あと、おそらくアメリカの国鳥が飛んでいる写真に落書きを加えて、ハゲタカ(ヒメコンドル?)にしてあるもの等々。それらをランダムに壁に虫ピンで配置してあります。

 
 このような自国の歴史、または他国の歴史に関して告発を表現している作品、または展覧会を最近よく目にします。気持ちは分かるんですが・・・。ちょっと脆弱な感じを受けてしまいます。

 おそらく素材の使い方が良くないのだと思います。素材が物語を補強するために使われているように見えてしまいます。だから説明的に見えてしまう。素材の強度のコントラストがいかに強くなっていこうとも、物語性を支えるという使い方である以上、作品としての強度をこれ以上持ち得ないのではないかと思いました。


 彼はNYで今回が初個展ということでメジャーデビューという事らしいので、また今後の展開を見ることがあったらチェックしてみようと思います。

posted by せいわ at 06:03| ニューヨーク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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