今日は21世紀美術館へ 杉本博司 歴史の歴史 を見に行ってきました。
今週はボランティアスタッフがタダで見に行ける最後の日でした。
ボランティアスタッフとしてはボランティアしている期間はいつもタダだったらよいのですけどね。
作家としては美術館に少しでも収入があった方が良いとは思いますが・・・。
それはそうと今日の杉本博司展はとても良かった。
ひさびさに熱中して展示を見ました。2006年ワシントンで少し展示を見たことがありましたが、その時は杉本博司さんの部屋があるだけでした。今回は21美の企画展として各部屋に展開してあってとても良かった。各部屋の良さが存分に使われていました。
さまざまな展示があり、それをぼくなりにもまだ消化しきれていませんが、杉本博司さんが見出したさまざまなものと自身の作品が同列に並べられていて、さらにその時代はばらばらで、なにか自己というものを超越した世界観を見せられたような気がしています。その自己が、なんというかしっかりと主張しながら、いや主張しながらではなく、生きていながら超越しているといえばいいのかな。さも歴史は自己の責任によって見出すことが必然であるような指摘がなされているような・・・。杉本博司さんが見出したモノと見出したコトによって、歴史があらたに見出されているようで、そのスケール感に爽快感がありました。
あらたな視座をもらったような感覚かな、鑑賞中、ずっと胸の辺りがゾワッと、つかまれているような感覚でした。
久々にしばらくひっかかる展覧会になりそうです。
帰り際ミュージアムショップのビデオに、杉本博司さんがアイデアは常に頭の中に100ほどあるということを言っていました。その言葉に奮い立たされました。
会期中また見に行きたいと思います。
一緒に行く人によってさまざまな見出され方ができる展示な気がします。
う〜ん誰か誘いたい。