
個展もあっという間にあと3日です。
今回うれしいことにex-chamber museumに取り上げてもらいました。
いろんなところを見に回ってらっしゃるのですね。驚きました。そしてこんな風に見てもらえたんですね。
http://ex-chamber.seesaa.net/article/141661925.html
さまざまな事を言っていただけるのは、それだけでうれしいです。作者の思いを超えて作品が一人歩きしてほしいものです。
今日は一つだけ作品を解説してみます。

応冠−ストゥーパ−
2010年
王冠(タンサン)
応冠−ストゥーパ−です。今回出品している応冠は、すでに知っているもの(ビンの王冠)が違った見え方をする、知らないものになるという揺らぎを持つモノを作ることを意図しました。ものが二つの異なった価値観を同時に持ちつづけることによって、見る人がどのようにモノを見出すのかを考えたかったことが背景にあります。形は内側から力が盛り上がる事を目指しました。このストゥーパはその分かりやすい例になると思います。ストゥーパとは仏塔の呼び名です。とても小さな仏塔ですが、内在する力は大きいと信じています。
先にも言いましたが、僕の作品に込めた意図とは関係なく、作品が見る人との間に新しい関係を生みだしたらうれしいです。なので作品名は表現したものとして題名をつけているのではなく、あくまでも呼び名です。新たな呼び名で呼ばれても構いません。
さて在廊できていないのが残念ですが、最終日は一日いますので、良かったら見に来てください。
そうそう告知するのをついつい忘れてしまいますが、日展は今大阪市立美術館で開催されています。ご高覧いただけたら幸いです。
http://www.city.osaka.lg.jp/museum/page/0000056761.html
実は名古屋展は個展の初日にあわせて見ることが出来たのですが、少し暗い場所に展示されていて、作品が暗く見えました。少し黒い作品なのですが、暗く見えてしまいました。。あの場所でも良く見える作品であるべきなのでしょうね。